魔神英雄伝ワタル

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ストーリー

第11話

アチアチ・メラメラ・一本勝負!

次なる第三界層は、熱風吹きすさぶ灼熱の世界だ。第三界層のボス、ソイヤ・ソイヤが現れて以来、人々は絶え間ない猛暑に苦しめられていた。そんな中、ワタルたちが辿り着いたのは、ケン・サークが支配するアツアゲ村。ケン・サークは暑い中にさらに松明を燃やし、村人たちに無理難題を突きつけ苦しめていた。村人の中には対抗しようと修行に励む者もいたが、剣の達人であるケン・サークにかなうはずもなく、ただ「特訓」という名のイジメを受けるばかりだ。ケン・サークと対決すべく、激しい修行に明け暮れるワタルだが、果たし合いの前夜、大切な「勇者の剣」がクラマによって持ち去られてしまう……。

第12話

マリアンネットのヤキヤキ記念日!

ワタルたちが次に訪れたのは、灼熱の地面に苦しむホットプレート村。その名の通り、村には熱した鉄板が敷きつめられ、地面で目玉焼きができるほど。おまけに、村の支配者・マリアンネットが日に2回「消毒」と称して温度を上げるのだから、人々はまともに歩くこともできないで苦しんでいた。
 その頃ワタルたちとはぐれたヒミコは、ひとりマリアンネットの居城へと紛れ込み、彼女と仲良しになってしまう。そうとは知らず、ヒミコを救出すべく敵城へと急ぐワタルとシバラクだったが…。

第13話

燃える闘魂! 9×9=81攻撃!

マグマの海に浮かぶ島・アッチ島に「極寒の剣」「灼熱の剣」があるかも知れない――。そう考えたワタルたちだが、島に渡る術もなく、まずは対岸の村で情報収集をすることに。しかし、村はアブドラ・ザ・馬之助の支配下にあり、男たちは超激辛・マグマドリンクの生産にコキ使われていた。工場から出荷されたドリンクは村に運ばれ、法外な値段とムチャクチャな会計で人々に売りつけられる。馬之助の乱暴と押し売りに、人々は困り果てていた。見かねたワタルは馬之助を止めようとするが、ヒミコを人質にとられたあげく、工場の特設リングで対決するハメに! だが、馬之助には、致命的な(?)弱点があった。

第14話

ヒャクニーンパワーは仙人パワー

「極寒の剣」と「灼熱の剣」を求め、ついにアッチ島に上陸したワタルたち。島の様子をうかがおうと山頂を目指す中、一行はタッチー・ダウンとその魔神タックルメットが待ち受ける第一砦に足を踏み入れてしまう。アメフトで勝負を挑むタッチー・ダウンを、ワタルと龍神丸が見事な連携プレイで粉砕! すると、ワタルたちの前に不思議な玉が現れ、中からひとりの老人が姿を見せた。彼の名は、ヒャクニーン仙人。ワタルが神部の笛を吹いたことで、ドアクダーによってかけられた封印から解き放たれたのだ。

第15話

よみがえれ!ファイアードラゴン

第四界層は、ブリザードが吹き荒れる極寒の世界。第三界層から無事にジャンプしたものの、龍神丸はパワーを使い果たし、しばらく動くことができない。龍神丸の助言通り、ワタルはひとりファイアードラゴンを探しに出かけるのだった。
 途中、ワタルはドン・キホッテに追われる少女・ユーキを救い、彼女が住むコチンコチンシティに案内される。だがそこは、突然の大寒波により、家も人も、すべてが凍りついた町だった。

第16話

悲恋オーロラ伝説

極寒の剣を探し求め、イエイエ谷を目指すワタルとユーキ。そこで、ヒャクニーン仙人の兄・センニーン仙人とセンモスに出会う。今いる場所がイエイエ谷だと教えられたワタルたちは、極寒の剣の捜索を開始。人になつくことのないセンモスと仲よしになったワタルを救世主だと確信したセンニーン仙人は、極寒の剣に関係するアッサムとウララの伝説を聞かせる。かつて、春と夏を司る女神ウララと秋と冬を司る神アッサムは、深く愛し合っていた。しかし、決して会ってはいけないふたりが常に一緒にいたため、四季がなくなってしまったのだ。

第17話

抜くに抜けない 極寒の剣

吹雪はオーロラに近づくにつれて、ますます酷くなっていく。センモスに乗ったワタルとユーキは、その中を極寒の剣を求めてひたすら進んでいた。突然、センモスがバランスを崩し、ワタルたちは雪の中へ放り出されてしまう。ユーキを見失い捜索するワタルの目の前に、今までの吹雪がウソのような青空が広がっていた。あまりにも朗らかな気候に我を忘れそうになるワタルだったが、龍神丸の一声で我に返る。それはすべて、ドクトル・コスモの魔神による立体映像だったのだ。

第18話

熱いの熱いのとんでいけー!

ウララの像はなかなか極寒の剣を手離そうとせず、しかも無理に抜こうとするとウララ像に攻撃されてしまう。しかし、ユーキが懇願するとウララ像が涙を流して極寒の剣を手放した。ワタルは、極寒の剣とウララの涙の雫を手にウララ像が導く光の道を通って仲間のいる第三界層へと急ぐ…。
 その頃第三界層では、シバラクとヒミコがソイヤ・ソイヤから拷問を受けていた。それを見ていたクラマは、かつて第三界層でシバラクとヒミコに助けられたことを思い出していた。このままでは焼き殺されてしまう……。

第19話

龍神丸 とびますとびます!

今度は、灼熱の剣をウララ像に戻すため、第四界層にやってきたワタルたち。ウララの像を目指すワタルは、ユーキと無事に再会。ユーキの話では、ウララ像がまた移動したというのだ。クラマは、ユーキの言動から怪しいとにらんだが、ワタルたちはクラマの言うことを信じようとはしない。信じてもらえず、苛立ちを感じたクラマは、ひとりその場を飛び去ってしまう。しかし飛び去った先でワタルと行動を共にしているはずのユーキと遭遇する。やはりワタルと行動しているのは偽物だったのだ。

第20話

龍神丸 ヒエヒエ神殿に散る!

ユーキとセンモスを仲間に加え、ヒエヒエ神殿に向かうワタルたち。そこへドクトル・コスモの魔神ギーガンが現れるが、戦神丸の活躍によって撃退。センニーン仙人のもとへたどり着いたワタルたちの前に、ドアクダー四天王ザン三兄弟が行く手を阻んできた。ワタル、クラマ、シバラクはそれぞれの魔神を呼んで戦うが、ザン三兄弟の強さに太刀打ちできない。空神丸と龍神丸の合体と対抗するように、ザン三兄弟の魔神もガッタイダーに変身してしまった。その驚異的な強さの前に、龍神丸必殺の登龍剣が…!