超魔神英雄伝ワタル

  • スタッフ&キャスト
  • 世界観
  • ストーリー
  • キャラクター
  • 魔神

ストーリー

第31話

人形の町のワタルコレクション

人形の町"トイズタウン"にたどり着いたワタル一行。町には様々な人形が置かれているが人影は全く無い。ひとまず手分けして情報収集することに…。シバラクは人影を感じその気配を追っていくが、そこには誰もいない。ただ腹話術人形が道端に落っこちているだけ。気にも止めないで油断していると、突如人形の目から怪光線が発せられシバラクは人形にされてしまう。スズメも同じ様に腹話術人形『マリ夫』によって人形にされてしまう。ワタルと聖樹は空を飛んでいるマリ夫の後を追ってこの町の支配者でありマリ夫の主でもあるトーイの城『人形屋敷』にたどり着く。中に入り、飾られている人形に目を奪われているワタルの背後にマリ夫の影。怪光線がワタルを襲う。とその時、聖樹の脳裏に虎王の言葉がよぎる…。

第32話

まやかしの女神フリザベート

フリザベート城で目を覚ましたワタル。聖樹も無事であることにほっとするのもつかの間、聖樹はフリザベートの幻覚魔法で操られていた。ワタルに襲いかかる聖樹。あやういところでシバラクとスズメ、ヒミコが登場する。フリザベートは虎王にワタルたちの止めを刺させようとする。虎王がみずからの手でワタルを殺したときに、虎王は完全な魔界の者となるという。しかし、ワタルには自信があった。フリザベートの呪縛にとらわれ操られていたとしても、虎王は僕のトモダチだからなにがあっても自分を殺したりはしない。一緒に暗黒龍と戦った思い出を語りかけるワタル。その時、虎王の足場が崩れ落ちそうになる…。

第33話

夢見る恐竜トイノドン

超高層ビル群が立ち並ぶ第五界層。ここは、電車は通勤通学の人々で溢れかえり、道路も渋滞という現代都市のようだ。しかし、町中にはくたびれたスーツに身を包んだ恐竜姿のサラリーマンで溢れている。ワタルたちは、町で恐竜の子供たちに光線銃の的にされ追われている猫の“タマ”を助ける。子供たちが持っていた光線銃は、オモチャでなく本物の武器であることにワタルは驚く。この光線銃を作っているのは、ドナルカミ大王によって良き心を抜かれてしまったオモチャメーカーの社長エコノミザウルスだった。その従業員として働いていたトイノドンは、光線銃を作ることに反発し、町を平和に戻す為、安全なオモチャ作りに精を出そうとするが、邪魔をされて思うように売ることができない。ワタルたちは、トイノドンに協力し、それぞれ手分けしてオモチャつくりにとりかかり、龍神丸似の人形「恐竜大将軍」を完成させる…。

第34話

いこいの泉を守るでフン!

ビル群の中にひっそりとある「いこいの泉」は、そこに住む人々にとって心のオアシス。ヒミコも上機嫌で水浴びしている。そこで公園の案内人のフンゾーに出会う。つかの間の休息、しかし突如乾いた銃声が聞こえる。フンゾーから隠れるように指示されるワタルたち。フンゾーの話によるとこの銃声は、カモネギーの仕業だというのだ。カモネギーは、かつてごく普通の渡り鳥だった。ある日、いこいの泉を旅立つ日、渡り鳥の仲間たちが自分を置き去りに先に行ってしまったものだと勘違いし、仲間はずれにされたと勝手に思い込んでしまう。その心の隙を、ドナルカミ大王に良き心を抜かれてしまったのだ。それ以来、泉の周りのビルをすべて自分の要塞にしているのだという。

第35話

デンノータウンの格闘ロボット

高層ビルの屋上にあるデンノータウン。この街の支配者イッパツヤーンは、格闘戦士ロボット「ドリーム」と住人を戦わせて負けた者の「良き心」を奪っていた。住人は勇敢にも立ち向かっていくが「ドリーム」の強さに歯が立たず、次々と良き心を奪われていった。そんな中、街に着いた早々に離ればなれになってしまったワタル一行。ワタルとはぐれたヒミコたちがたどり着いたのは、イッパツヤーンの城。そこでドリームの小鳥をいたわる優しい一面を目撃する。一方、ワタルとシバラクは負けた人々を収容する病院を訪れていた。そこで、イッパツヤーンの真の姿を知る。もともと動物ロボットのショーを開く心優しいプロモーターだったが、いつも客の入りはいまいち。頭を痛めていたところをドナルカミ大王に良き心を抜かれたのだ。

第36話

釣られちゃった救世主!

とある湖畔までやってきたワタルたち。道案内を務めるタマの話によれば、間違いなく氷牙の白虎はこの場所にいるというのだ。そこへサメ型戦艦トローリングシャークが姿を現す。この戦艦の持ち主であるタツ&ヒロは、巨大な釣り針を使って建物や車などを釣り上げてその釣果を競っていた。ワタルは、なんとかその釣り針から逃げるのだが、たまたま車のボンネットで昼寝をしていたヒミコはそのまま釣り上げられ戦艦は去ってしまう。そんなワタルたちの前にひとりの妙にフケ顔の少年が現れる。少年は、トローリングシャークを追って行方不明になった父を捜しているというが、しかしどうも芝居が白々しい。ワタルは、トローリングシャークに関係する人物だと見破るが、戦艦に乗り込むため、あえてその芝居につき合うことにする…。

第37話

謎のドルクか?スズメの謎か?

工場が延々と続いている街ファクトリータウン。夜の闇に紛れて少女ステラが工場からの脱出を試みていた。たまたまその場に居合わせたスズメは、ダルマンたちに捕らえられてしまう。そのころワタルたちは、街の片隅で泣いているステラを保護する。ステラの話によると、ファクトリータウンは工場長のオヤッサーンによって支配されており、その工場では魔界魔神ジャイガンデスを製造しているというのだ。ステラの代わりに牢屋に入れられたスズメは、ダルマンたちから「心星人」と言われ、捕らえられていた。心星人とは、数千年に一度の周期で神部界を巡る浮遊都市"心星界"からやって来た人々であった。彼等は13年前に創界山に降り立ったが、その同じ日にアンコクダーが創界山に攻め入り、心星人たちは捕らえられてしまったのだった。話に無関心だったスズメだったが…。

第38話

○か×か!デス・タワーの戦い

第五界層の聖神“氷牙の白虎”を捜し求めて旅を続けるワタルたち。ついに第五界層のボスがいるという超高層ビル“デスタワー”の入り口前にたどり着く。中に入り、先を急ぐワタルたちに対し、次から次へと二者択一の問題が投げかけられる。ワタルたちは常に死と隣り合わせの状況に追い詰められながらも、命からがら先へ進んでゆく。するとワタルの前に虎王とドードが立ちはだかる。虎王はワタルに迷い無く襲いかかる。何とか応戦するも、ワタルは登龍剣を弾き飛ばされてしまう。運悪く登龍剣はそのままエレベーターに乗ってしまい最上階に上がっていってしまう。ワタルは龍神丸を呼び出せなくなってしまい窮地に立たされる…。

第39話

海の聖神 雷の銀狼

第六界層にたどり着いたワタル一行。そこは見渡す限り海の世界。海を漂い路頭に迷っているワタルたちは大ガメに乗った少女“リップル”によって助けられる。リップルは第六界層の聖神が棲む『聖なる島』に最も近いサザエ島に住んでいるという。ワタルたちは早速、リップルに導かれ聖なる島に向かう。聖なる島ではサザエ島を支配するツボヤッキーと銀狼の聖神が島の上空で激しい戦闘を交わしていた。銀狼は何とかツボヤッキーの魔神“ジャイガンドラ”に傷を負わせ後退させるものの、同様に深手を負い空の彼方に去って行ってしまう。聖なる島にたどり着いたワタルたちは聖神がいるという神殿を目指し、ジャングルを突き進んで行く。すると目の前に破壊されボロボロになった神殿が現れる…。

第40話

シバラク父さん、がんばる!

ドードは、ワタルが虎王に向ける「トモダチ」という言葉の意味に悩んでいた。虎王にその意味を問いただすが、忌まわしき言葉と一蹴されてしまう。虎王もまた「トモダチ」という言葉にいい知れないいらだちを感じていた。
 ワタルたちは海の上に浮かんだ町スフィアランドに着く。まずは、腹ごしらえからとレストランに入った一行。しかし何をするにもクレーンゲームをしなければ手に入らないというシステムに唖然となる。ワタルは、少年ホセから町を支配しているゴン・タコスが、クレーンゲームの達人で、子供たちの良き心を集めていると教えられる。一方、町でドルクの姿を発見し、後を追い浜辺までやってきた聖樹。彼はドルクから暗黒列車の話を聞く。暗黒列車とは創界山の人々の良き心をドナルカミ城へと運ぶ列車だという。