第21話
激走!魔神列車の旅
聖なる森を探すワタル一行は、無数の洞窟がある場所にたどり着いた。そこで、救世主なら、乗れるといういかにもアヤシイ列車を発見し、仕方なく乗り込むことに。そこで、またもや炎部ワタルたちと鉢合わせになる。ワタルは、彼らに聖なる森を探していることを打ち明けると、サクヤは何でも願いが叶うという天の龍馬を探しているという。お互いの目的を語り合う一行たち。しかし彼らが乗り合わせたその列車は、実はワルモンダーの手下トレイダーの罠で、救世主抹殺のために用意された汽車だったのだ。
第22話
最強コンビだ!ダブル龍神丸
トロッコに乗り、ビリビリマンのいる城を目指すダブルワタル一行。ようやくかすかに光が見え、ビリビリマンの城へとたどり着く。そこへ魔神エレクトロンに乗込むビリビリマンが待ち構えていた。ダブル龍神丸との戦いが始まる。エレクトロンの電撃攻撃に苦戦を強いられる龍神丸。このままではやられてしまう。ふたりのワタルは電流をとめるべく、龍神丸から降りることを決意。タービンと留めるため、どこかに操作室はないか探していたワタルは、ビリビリマンによって発見されてしまう…。
第23話
帰ってきたら運動会
天の龍馬に乗って過去の創界山から帰還したワタルたち。聖なる森に置いてきた剣王の剣も元の状態に戻っていることだろう。再び聖なる森を目指す彼らは軽快な音楽につられてウンド村にやってきた。そこで運動会を目撃する。この村を支配するハチマッキーが村人に運動会を強要し、自身は卑怯な手段を使って優勝し、負けた人の良き心を奪っているのだ。運動会の午前の部が終わり休憩になっている隙に計画を練るワタルたちは、偶然スズメと聖樹と再会する…。
第24話
聖なる森の謎
『聖なる森』が現れるというサンドヒルの村にたどり着くワタルたち。そこで待ち構えていたのは、サンドボードで砂の波乗りをしている村の支配者“オカサーフ”であった。サンドヒルは砂津波のために村の大半が砂に埋もれていて、聖杯に記されていた『聖なる泉』も砂の下に埋もれてしまっていた。掘り出そうにもオカサーフの砂津波発生装置が作り出す砂津波のために埋まる一方だった。村の住人のフィンの話によると、オカサーフは昔サンドボードが下手でみんなにバカにされていたが、ドナルカミ大王に良き心を抜かれてからは、砂津波を起こして自分以外はサンドボードが出来ないようにしてしまったという。
第25話
復活!剣王の剣
聖なる森へと歩みを進めるワタルたち。そこは水晶でできた森が続き、しかも第三界層のボス・リミッターが待ち受けていた。シバラクがおとりになり、聖樹とヒミコ、スズメとワタルのグループの二手に別れて剣王の剣を探し始める。ワタルは、森の中で迷子になり、ケンと名乗る少年と出会う。なんと彼は、剣王の剣の所まで案内するというのだ。その途中、クリスタルキマイラという森に住む魔獣に襲われるが、なんとか剣王の剣のある広場へやってきたワタルとケン。岩に突き刺さった剣王の剣を発見、抜こうとするがワタルには剣を抜くことができない…。
第26話
電話の町の魔法兄弟
第三界層と違って第四界層は、極寒の世界。電話の町イエローページタウンを訪れたワタルたち一行。この街のテルマッツとテレマッツの兄弟は、住民同士の会話を必ず電話で話さなければいけないような街にしてこの街を支配していた。かつて良き心をもっていた頃のマッツ兄弟は、とても仲のいい兄弟だったが、電話のことになるとお互いを主張するあまり常にケンカが絶えなかった。そこをドナルカミ大王につけ込まれてしまったのだ。良き心を抜かれた人々はイタズラ電話や無言電話をかけまくってしまうという…。
第27話
コンビニ魔神でいらっしゃいませ!
次の街を目指し、雪の中を進むワタルたち。しかし、見渡す限りの銀世界に空腹のワタルは力が出ない。こんなときに「コンビニがあれば…」とぼやくワタルの目の前に突然、コンビニが現れた。熱々のおでんや肉まん、お弁当など豊富な品ぞろえにワタルは大満足。上機嫌でどれを食べようか迷うワタルとシバラクの耳に悲鳴のような声が聞こえる。空耳かとレジで精算するワタルたち。しかし、気が付くとワタルは肉まんの姿に変えられてしまっていた。シバラクとヒミコはおでんの具にスズメは、ショートケーキになっていたのだ。コンビニの店長テン・チョーに、バーコードビームで商品に変えられてしまったのだ…。
第28話
眠いぞ眠いぞ大ピンチ!
マックラータウンに着いたワタル一行。村の中へ入っていくと赤い霧が立ち込めていて、人が外でバタバタと倒れている。スリーピーという少女に出会ったワタルたちは、この村の住人がフトントによって強制的に眠らされ、しかも悪夢を見せられているということを聞く。フトントを退治するためには、あえて眠りについて悪夢世界へ乗り込んでいかなければならない。仲間がそれぞれの悪夢を体験する中、ワタルの悪夢世界は一面の砂漠世界。そこに彼はたったひとりたたずんでいた。周りに一切の気配を感じなかったが、しばらくすると無数の槍に刺さっているシバラクの上着を発見する。また、しばらく歩くと今度はヒミコ、聖樹、スズメの持ち物が串刺しになっていた。心細さと恐怖に駆られるワタル。また、歩いていくと今度は龍神丸の姿が…。
第29話
シャッターチャンスはこわいぞ~!
猛吹雪の中で、ワタルたちは行き倒れになっていたモノクロを助け、フォトタウンいう町へやってきた。モノクロの家までついたワタルたちは、そこでこの町を支配するパッパラチッチの話を聞く。パッパラチッチの魔神は人だけでなく空間も写し取ることができる魔法をもっていた。ワタルは町を元に戻すため、パッパラチッチが写真を撮るのを阻止しようとしたが、逆に写真を撮られカメラのフィルムの中に撮り込まれてしまう。ワタルを元に戻すためには、モノクロが開発した魔法の印画紙に焼き付けなければならない…。
第30話
僕がヒミコで、ヒミコが僕?
第四界層の聖神を求めて旅を続けるワタルとその仲間たち。町も見つからず、野宿することとなってしまった。あまりの手がかりのなさに弱気になっているワタルを叱咤激励するシバラク。ワタルにとっては、聖神のことも気がかりだったが、それよりも虎王のことが気にかかっているのだ。フリザベートの息子として、そして魔界皇子として姿を現した虎王は今までの記憶を失っていた。ワタルにかつての虎王と翔龍子のことを聞かされた聖樹は、虎王と翔龍子という名前に何かひっかかるものを感じていた。そのころ、虎王とドードは、ワタルたち抹殺のためにいつものようにどつきあいながらワタルを追跡していた。