第21話
星力パワーで大逆転!
「星力」の封印を解くカギ――プリプリ姫のステッキを手に入れ、そのステッキの力でアストロジェッターとスターベイダーを強化したマルダルマ一味は、プリプリ姫を救出すべく要塞に潜入してきたワタルたちを迎え撃つ。
一方、体当たりで牢を破った海火子は、プリプリ姫を連れて脱出に成功。姫の無事を確認したワタルたちは、戦神丸、天王丸とともにマルダルマ一味に最後の決戦を挑む。スターベイダーと変型アストロジェッターの連携攻撃に、龍神丸も宇宙型となって対抗する。
第22話
宝さがしでトロピカル!
ワタルたちがやって来た第四星界は、「おもしろトロピカル」の世界。星の橋から海に落っこちたワタルたちは、女性ばかりが住む「ポリメシア」の漁船に拾われる。女だけ――と聞いてつい顔がゆるむシバラクだが、なぜか島には老人と子供しかいない。この島の支配者、キャプテン・アッパーが島中の若い女性を連れ去り、ムリヤリ宝探しをさせているのだ。また、最近ではドワルダーのせいで海水が減りつつあり、このままでは島の漁業も成り立たなくなってしまう。島の人々を助けようと、さっそくアッパーの船に乗り込むワタルたち。だが、アッパーが操る魔神ボクボクサーの超スピードパンチの前に、大苦戦を強いられる!
第23話
かえってきたクラマ!
海でひどい嵐にあい、とある島に流れ着いたワタルたちは、そこでトリ人間と化した海火子に出会う。マッドサイエンティスト・Dr.モロQが発明した「メカッ蚊」の仕業だ。この蚊には「バード菌」と呼ばれるバイキンが仕込まれており、刺された者をトリ人間に変えてしまうという。モロQは島中の人々をトリ人間にし、無理矢理「ブラックボール」発掘に駆り出していた。人々をもとに戻す方法は、ただひとつ。ノグチ村のヒデーヨ博士が開発した「トリモドスワクチン」だ。ワクチンの完成には第四星界の海に住む「ナマズクジラ」の卵の殻が必要だが、その生態には謎が多く、また卵がどんな形をしているのかも定かではないという。
第24話
紅白ヤジの実合戦!!
「海の栓」を探して「日出づる方角」に向けて旅する途中、ワタルたちは猿によく似た動物「ヤイヤイ」が棲む島に立ち寄る。島では、人々がヤイヤイを追い回している最中だ。島の男・タスマンの話では、大切な食料である「ヤジの実」を採るには、どうしてもヤイヤイが必要らしい。「ヤジの実」は近づく者に強烈なヤジを飛ばしたあげく、乱暴に振り落としてしまうヘンテコな植物。海の水が減ってからというもの、「ヤジの実」はヤイヤイ以外の動物を寄せつけなくなってしまったと言うのだ。ところが、このヤイヤイをキーウィ・パパイヤが独り占めしてしまい、島の人々は食糧不足に悩んでいた…。
第25話
海の男だエラハリ船長!!
「海の栓」を求め、港町・ナンタッケを訪れたワタルたち。地図はナンタッケの沖合を示しているが、海の水が減ったせいで船を出すことができず一行は港で足止めをくらっていた。オマケに、沖には「海神様」と呼ばれる怪物が棲みついており、船を襲って乗組員をひとり残らず食べてしまうという。そんな中、ワタルたちは「エラハリ船長」なる船乗りと出会い、ともに海神退治に乗り出すことになった。エラハリは海神の魔手から唯一生き残った男で、「海神を倒す勇者」を募っていたのだ。
第26話
人魚の村で大ピンチ!!
ドツイタル将軍の子供たち――バンハル、スケバーン、ツッパリーの魔界3兄弟は、ひどくイラついていた。「ブラックボール」を見つけやすくするため「海の栓」を抜いたのに、配下のドン・モアイは失敗続き。「ブラックボール」がなければ、黒龍角の真なる完成はあり得ない。平謝りのモアイに、バンハルは自ら戦陣を執ると宣言するのだった。
ちょうどその頃。クラマと合流したワタルたちは、突如現れた半魚人の軍団に取り囲まれ、ドン・モアイに捉えられてしまう。モアイは魔界3兄弟の目の前で、ワタルたちを巨大イソギンチャクのエサにするつもりなのだ!
第27話
闇に消えた龍神丸!
「ブラックボール」を追って海に飛び込んだワタルたちは、ドン・モアイの海底都市にたどり着く。当のモアイは「海の栓」をさらに開くため、石像に祈りを捧げている真最中。そこにワタルたちと、「ブラックボール」が転がり込んできたから大変だ。ワタル一行とモアイ、さらに魔界3兄弟が入り乱れ、「ブラックボール」大争奪戦が始まった! クラマと海火子に「ブラックボール」捕獲を任せ、「海の栓」を閉めに走るワタルたち。そこに現れたのが、300年もの間「海の栓」を守ってきたニボシばあさんだ。「海の栓」とは石像が持つバルブのことで、これを左に回し続ければ海水をもとに戻すことができるという。ところが、「海の栓」にはドワルダーの呪いがかけられており、触れるどころか近づくこともままならない…。
第28話
超ファイト! 龍星丸
「ブラックボール」を手にし、ついに真の完成をみた黒龍角。その魔界パワーによって、龍神丸が「二度と還れない」暗黒空間に引きずり込まれてしまった。だが、ワタルはあきらめない。仲間たちが止めるのも聞かず、龍神丸を救おうと自ら暗黒空間に飛び込む。暗黒空間の扉をふさごうとする黒龍角に、戦神丸、空神丸、夏鬼丸が立ち向かう。
一方、暗黒空間に足を踏み入れたワタルは、クモの巣にかかっていた妖精・エンマを救う。龍神丸らしき魔神を見たというエンマに導かれ、ワタルは不気味な雰囲気を漂わす沼を渡ることに。ところが、そこになぜか恐竜が出現。臆せず立ち向かうワタルだが、戦いのさなか、恐竜の姿が幻のようにかき消えてしまう。その牙から逃れたワタルに、エンマは密かに舌打ちするのだった…。
第29話
西部の町で眠りたーい!
パワーアップした龍星丸の絶大な力に、一時退却を余儀なくされた魔界3兄弟。「ブラックボール」を回収したものの、肝心の黒龍角が破壊され、ドツイタルは大荒れだ。しかも、ワタルは第四星界をもとに戻し、第五星界へと向かっている。父の怒りを鎮めようと、長女スケバーンは、第五星界のボス・ワイヤッテオルネンにワタル抹殺を命じるのだった。
さて、次なる第五星界は「おもしろフロンティア」な世界。クラマと別れたワタルたちは、西部劇風の町・トゲトゲタウンを訪れていた。ところが人々には活気がなく、一様にうつろな目をしている。この町の支配者・ミカンキッドが「24時間中、ずっと眠ってはいけない」というムチャクチャな法律を作ったためだ。
第30話
キンババのおいしい話
化け物がウヨウヨいるという魔界の闇を目指し、ワタルはキンキラシティにやって来た。だが、闇のカーテンが迫っているというのに、人々は一向に逃げ出す気配がない。それもそのはず、地下には金の鉱脈が走っており、町はゴールドラッシュに沸き返っていた。人々が金に執着しているのは、オッカー・キンババが売り歩く「魔物よけ3点グッズ」と交換するためだ。これは帽子、手旗、メガホンの3点セットで、持っていれば闇の中でも魔物に襲われることがないという。一行が出会った少女・クレメンタインの祖父もグッズを手に入れようと躍起になっており、彼女はひどく心を痛めていた。だが、3点グッズはどう見ても安物で、とても金に釣り合うようなシロモノではない。怪しいとにらんだワタルたちはさっそくキンババの店に乗り込むが、人々はみな売り口上を信じ切っていてワタルの言うことに耳を貸さない…。