NEWS

2022/01/19

スタッフ陣が作品制作を語る!『魔神英雄伝ワタル 七魂の龍神丸 -再会-』。スタッフトークショーレポート

1月7日(金)から始まった3週間限定上映の特別編集版『魔神英雄伝ワタル 七魂の龍神丸 -再会-』。1月12日(水)の上映回では、上映後に豪華スタッフ陣によるスタッフトークショーが開催されました。

ゲストには神志那弘志監督、キャラクターデザイン・牧内ももこさん、キーメカアニメーター・重田智さん、プロデューサー・池谷浩臣さんが登壇し、制作における裏話を語ってもらいました。
この記事では、グランドシネマサンシャイン 池袋で開催されたトークショーのレポートをお届けします。

 

 
▲神志那弘志監督

 

まず「制作が決定したときの感想は?」という質問に、

 

(牧内)
「スタジオからキャラクターデザインのお話を頂いたとき居酒屋に居たのですが、お酒の力で幻を見ているのかとおもいました。神志那さんからあらためて連絡が来てやっと実感が持てました。その当時は他にも偉大な先輩方がいるのに自分でいいのかと思っていましたが、大スクリーンで自分の絵を見ると不思議な気持ちがしますし、とてもうれしく思いました。」

 

(重田)
「自分が業界に入った頃、同業者のアニメーターがちょうど(『魔神英雄伝ワタル』)放送を見ていて、何十年か経ってまさか自分がやるとは思っていなかったので、感慨深いです。なので、30年来のファンの方をあまりがっかりさせないように頑張ろうと思いました。」

 

と、当時の感想を話してもらいました。

 

次に「制作にあたってのポイントは?」という質問では、キャラクターに関して、

 

(牧内)
「芦田豊雄さんが作り上げた世界観をいかに崩さず今の時代に当てはめていくかがポイントになったと思われます。台無しにしてはいけないとかなり気を遣いましたが、比較的自由にやらせていただいて楽しくやることができました。実はデザインに関して注意したポイントなどは特になく、本当に自由にやらせていただきました。デザイン案なども自然に浮かんできたというか、すんなりと形にすることができました。(デザインとしては)剣士の戦部ワタルも好きなんですけど、今回はもふもふワンちゃんのワタルを自分で動かしてみたいなと思いましたので描けてうれしかったです!」

 

(神志那)
「牧内さんの『ワタル好き好きパワー』はすごいので。入社してきた時からそれは伝わっていたので、今回お願いするにあたって逆にこちらから何も言わないように、あまり制約を付けないようにしたんです。」

 

という、牧内さんのデザインを信頼していた神志那監督のエピソードも聞くことができました。

 

メカに関しては、

 

(重田)
ワタルの場合、メカであるとともに龍神丸っていうのは完全な“キャラクター”なんで、自分の思う“カッコいい”というのとは別だと思いましたし、何よりみなさんが思うよりあの等身でのメカっていうのは描くのが大変で。普段は人物のラフに表側のメカの装甲をあてはめて描く癖がついているので、いざ描くとなったときにどういう内部構造になっているんだってすごく悩みました。戦神丸なんか頭の横から手が生えていましたので(笑)。あと今回6体の龍神丸のバリエーションがありましたが最後までどれが何丸だ?というのがわからなくて、色で判別していました。龍神丸や必殺技も各話で変わるので、描きなれてきた頃にもう次のメカを描きだすといった点はかなり大変なポイントでした。そういったところもありましたが、昨今のロボットアニメのようにいろいろな制約に縛られてといった感じではなく、描き手がいかに自由に面白くやれるのかっていう部分がとても面白いものだなと思いましたし、もっとこういうロボットアニメがたくさんあった方がいいと思いました。

 

 
▲重田智さん

 

と、作画における貴重なお話が語られました。

 

次の「こだわった点や大変だったところは?」という質問では、

 

(神志那)
「もともと配信版の2時間を、今回の特別編集版においてはさらにメカやストーリーを追加してその時間に収めないといけないのでその制約が大変でした。配信版の4話の剣乃介(ケンノスケ)の回はとても好きな話でちゃんと入れたかったので、本当は特別編集版を3時間の尺で作りたかったのですが、それは厳しかったので構成をどうするか考えながら2時間に納めるのはとても大変でした。」

 

(牧内)
「全カットを総作画監督チェックするのがこだわっていたところになります。でも制作の後半になってくるとどうしても時間が無くなってきてしまっていたので、制作進行が大変ななか現場をよく回してくださったなと思っていました。あと、どうしても時間が足りなくなった話数の制作時に、各話の作画監督さん総出で手伝ってもらったことが大変でしたがとても思い出深いです。」

 

(重田)
「(大変だったのは)毎回メカが変わるところです。(龍魔神たちを)せっかく描いて覚えても最終回まで登場しなかったりでしたので、毎回新作をやっているような感覚でした。そういったところもあって、描き手の気分を乗せるのが難しかった点と、最終回ではロボットアニメにお約束の敵がたくさん出てくる展開になるんですが、色んな人が頑張ってくれました。そこはスクリーンで細かいところまで見ることができてよかったんじゃないかなと思います。」

 

(池谷)
「私のポジションだと個人的にはあまりないのですが、本当に大変だったと思うのは現場の方みなさんだと思っております。監督をはじめとする現場の関わっていただいたスタッフの方の大変な尽力があって出来たものだと思っております。こだわったところについては、オリジナリティをどれだけ継承できるかといったところになります。企画の段階からそこは一番気にしていたところです。キャストのみなさんにまた出演していただくといったところや、曲に『STEP』を使いたいといったところは監督にもお話しして、そのあたりはこだわりというより“守らねばならないもの”として意識していました。」

 

 
▲池谷浩臣さん

 

と、各ポジションだからこそのお話を聞くことができました。

 

その後期間限定で上映される「広井王子×神志那弘志のスペシャル対談映像」や、来場者限定のコマフィルムの配布、Blu-rayBOXの告知などが行われ、最後にゲストのみなさんから、

 

(池谷)
「私も2回ほど劇場で見たのですが、大スクリーンで見るからこその戦闘シーンや細かい描写が楽しめます。ですので、新しい『ワタル』を大画面でぜひ楽しんでみてください。」

 

(重田)
「やはりこういった作品で大事なのはリピーターの方でもあると思うので、何度も観ていただければ作業した甲斐もあったなと思います。Blu-rayBOXも配信では残せないようなもだし、新規カットやリテイクなど完成版として素晴らしいものですので、ぜひ手に入れて穴が開くまで観てください! もともと円盤なので穴は空いていますが(笑)。」

 

(牧内)
「『ワタル』は私がアニメーターになったきっかけであり、人生を変えてくれた作品でもあります。今回キャラクターデザインをやらせていただいて、スタッフやファンに愛され、ここまでこれたことは素晴らしいことだなと思います。あと何より芦田さんや井内秀治さんの創り上げた『ワタル』の世界が大好きで、何物にも代えられない大切な宝物です。これからも『ワタル』シリーズが末永く続きますように、みんな元気に長生きしましょう! 虎王とワタルは永遠の”トモダチ“です!」

 

(神志那)
「私は初日に観たのですが、一緒に来ていた作画監督の湯川純も終わったあとに泣いていました。それがすべてを物語っていますよね。これだけの長い歴史を支えてくれたファンのみなさんのおかげで劇場にまでなった。ファンのみなさんもそんな気持ちでエンディングを見ていたんじゃないかなと思います。これを終わらせたくないという気持ちは僕もあります。次の『ワタル』を考えるのも楽しいですし、終わらせないように僕も頑張っていきたいなと思いますので、これからも応援よろしくお願いいたします。本日はありがとうございました!」

 

とのコメントでトークショーは終了となりました。

 

 

『魔神英雄伝ワタル 七魂の龍神丸 -再会-』は1月7日から3週間限定で全国34館にて上映中。みなさんもぜひ劇場に足を運んで大スクリーンで「ワタル」や「虎王」たちと“再会”してみてください。


---------------------------------------------------------------------------------------------------------------
『魔神英雄伝ワタル 七魂の龍神丸 -再会-』スタッフトークショー
[開催日]2022年1月12日(水)
[会場]グランドシネマサンシャイン 池袋

2022/01/18

1/24開催のスタッフトークショーでの質問をTwitterで募集!

1/24(月)18時からグランドシネマサンシャイン 池袋にて開催のスタッフトークショーで『魔神英雄伝ワタル 七魂の龍神丸 -再会-』について出演者(メカニカルデザイン:新谷学、BANDAI SPIRITS コレクターズ事業部:洲崎 敦彦、プロデューサー:池谷浩臣)に教えて欲しいことを公式Twitter(@watarushichikon)上で募集します!

該当ツイートに『#ワタル七魂質問』を付けて質問(返信)を書き込んでください。
1/23(日)までに頂いた質問からいくつかを1/24(月)開催のスタッフトークショーでお答えしていきます!
※25日以降、公式Twitter上でも一部お答えします。

 

【募集期間】
1/18(火)~1/23(日)23:59まで

沢山のご質問お待ちしております!

<注意事項>
・質問内容は配信版『魔神英雄伝ワタル 七魂の龍神丸』および特別編集版『魔神英雄伝ワタル 七魂の龍神丸 -再会-』に関する内容のみでお願いします。
・質問内容は『魔神英雄伝ワタル 七魂の龍神丸 -再会-』広告展開及びプロモーション展開に使用させて頂く場合がございます。
・質問内容の使用に際して応募者へのご連絡は行いませんので予めご了承ください。
・質問内容を使用する際に表記統一の為、文言の一部を修正させて頂く場合がございます。予めご了承ください。
・ご紹介できる質問には限りがございます。ご応募頂いた質問すべてにお答えすることは出来ませんので、予めご了承下さい。
・お一人様何回でも可能です。ただし同じ内容・質問の連続ツイートはお控えください。
・ご自身のTwitterアカウントを非公開設定にしている場合は対象外となります。

 

 

■スタッフトークショー

日時:2022年1月24日(月) 18:00の回(上映後舞台挨拶)
場所:グランドシネマサンシャイン 池袋(東京都豊島区東池袋1丁目30番3号)
登壇者:
メカニカルデザイン:新谷学
BANDAI SPIRITS コレクターズ事業部:洲崎 敦彦
プロデューサー:池谷浩臣

2022/01/18

令和に誕生!ワタルと虎王 30年ぶりのデュエット曲となった
オフィシャルイメージソング「Prism」 リリース記念インタビュー掲載!!


 

令和に誕生!ワタルと虎王 30年ぶりのデュエット曲となった
オフィシャルイメージソング「Prism」 リリース記念インタビュー

田中真弓(戦部ワタル役)×伊倉一恵(虎王役)×草野華余子(作詞・作曲)
サンライズワールドに掲載!


特集ページのインタビューからご覧ください。

2022/01/17

『魔神英雄伝ワタル 七魂の龍神丸 ー再会ー』スタッフトークショーイベント第2弾開催決定!!

上映期間は残すところ後2週間!

 

1月24日(月)にグランドシネマサンシャイン 池袋にて『魔神英雄伝ワタル 七魂の龍神丸 ー再会ー』に携わった

メカニカルデザインの新谷学(しんたにまなぶ)、BANDAI SPIRITS コレクターズ事業部の洲崎 敦彦(すざきあつひこ)、
プロデューサーの池谷浩臣(いけやひろおみ)登壇のスタッフトークショーが緊急開催決定!

作品と商品の企画についてのトークを繰り広げます♪

 

一般販売は2022年1月18日(火)0:00からとなります。
グランドシネマサンシャイン 池袋HPにて販売いたしますので是非ご確認ください!!

 

 

 

■スタッフトークショー


日時:2022年1月24日(月) 18:00の回(上映後舞台挨拶)
場所:グランドシネマサンシャイン 池袋(東京都豊島区東池袋1丁目30番3号)
登壇者:
メカニカルデザイン:新谷学
BANDAI SPIRITS コレクターズ事業部:洲崎 敦彦
プロデューサー:池谷浩臣

 

全席指定料金(税込):2,300円均一 ※割引サービス適用不可、無料鑑賞不可
チケット発売:
《オンライン先行販売》
シネマサンシャインリワード会員先行= 2022年1月17日(月)21:00~
一般販売= 2022年1月18日(火)0:00~
グランドシネマサンシャイン 池袋HPにて販売
https://www.cinemasunshine.co.jp/theater/gdcs/
《劇場窓口販売》
残券がある場合のみ2022年1月18日(火)劇場オープンより販売
※登壇者は予定となります。
※本イベントの内容は予告なく変更する可能性がございます。

2022/01/12

1月16日の『魔神英雄伝ワタル 七魂の龍神丸 ー再会ー』舞台挨拶の追加情報が解禁!!

2022年1月16日(日)に新宿ピカデリーにて

田中真弓さん、伊倉一恵さん、西村知道さん、神志那弘志監督が登壇する舞台挨拶が実施いたします!

30年以上愛される本作の劇場上映にあたっての皆さんの思いや、収録時の裏話などを語っていただきます♪

 

さらに、田中真弓さんと伊倉一恵さんが歌う新録キャラクターソング「Prism」の楽曲披露が決定!

そして、舞台挨拶を記念し、入場者特典の追加配布が実施も決定!

追加入場者特典には、1月1日(土・祝)の元日に公開しSNSを賑わせた寅年にちなんだ『虎王』のイラストをポストカードとしてプレゼント!

 

超豪華な舞台挨拶となっておりますので是非劇場にお越しください☆

詳しい情報はコチラからチェック!

 

 

 

■舞台挨拶

【日時】
2022年1月16日(日)
13:00の回(上映後舞台挨拶)/16:50の上映回(上映前舞台挨拶)
【出演者】
戦部ワタル役 田中真弓
虎王・翔龍子役 伊倉一恵
剣部シバラク役 西村知道
監督 神志那弘志
司会 綾見優希
【料金】
全席指定料金(税込):3,000円均一
※割引サービス適用不可、各種招待券不可、無料鑑賞不可
【チケット発売】
一般販売:2021年12月30日(木)19:00 新宿ピカデリーの劇場HP にてインターネット販売
劇場窓口:2021年12月31日(金)劇場オープンより販売(残席がある場合のみ)
※登壇者は予定となります。
※本イベントの内容は予告なく変更する可能性がございます。
 

 

 

■追加入場者特典

 

 

 

 

 ※お一人様一回のご鑑賞につき、入場者プレゼントを1つお渡しします。

※チケット購入特典ではございません。ご入場を伴わない配布はお断りさせて頂きます

※配布に関する特別な指定がある場合を除きます。

※制作段階で生じるわずかな初期傷や擦れが理由による特典の返品・交換は致しかねます。

※新型コロナウイルス感染予防のため、劇場の都合により急遽変更になる場合がございます。

 

『魔神英雄伝ワタル 七魂の龍神丸 -再会-』公式サイト:http://www.mashin-eiyuuden-wataru.net/shichikonspecial/index.html

 

2022/01/11

『魔神英雄伝ワタル 七魂の龍神丸 ―再会―』本編上映前に
広井王子×神志那弘志のスペシャル対談映像が期間限定で上映決定!

1月7日(金)から全国34の劇場にて3週間限定で公開中の特別編集版『魔神英雄伝ワタル 七魂の龍神丸 -再会-』の

第2週目(1月14日~1月20日)の本編上映前に本作の監督を務めた神志那弘志さんと、シリーズ原作の広井王子さんの対談映像の上映が決定!

『ワタル』シリーズの制作に長年携わっている神志那監督と広井王子さんが

本作だけに関わらずシリーズ全体の制作に関わる秘話をたっぷり語る、ファン垂涎の映像となります!

 

さらに2022年1月13日(木)までは特典映像として本編前に「新春スペシャル映像」を上映中!!

本作に出演している戦部ワタル役の田中真弓さん、虎王/翔龍子役の伊倉一恵さんが新年らしい晴れ着姿で

本作への想いや見どころやメッセージなど、2022年のスタートにふさわしい期間限定のスペシャル映像です!

 

どちらもぜひ劇場のスクリーンでお見逃し無いようご覧ください♪

上映劇場の情報はコチラから!

 

 

 

 

■広井王子×神志那弘志 スペシャル対談映像

 

 

 

 

特典映像の上映期間:2022年1月14日(金)~2021年1月20日(木)

出演者:広井王子、神志那弘志

特典映像の上映時間:約10分

※期間内の上映回ごとに、本作の上映前に特典映像が上映します

 

 

 

■新春スペシャル映像

 

 

 

 

特典映像の上映期間:2022年1月7日(金)~2022年1月13日(木)

出演者:田中真弓(戦部ワタル役)、伊倉一恵(虎王/翔龍子役)

特典映像の上映時間:約10分
※期間内の上映回ごとに、本作の上映前に特典映像が上映されます。

※上映スケジュールは変更になる可能性があります。